2024/6/28 17:50
地盤調査の仕事ってきつい?具体的な仕事内容や厳しさ、楽しさを徹底解説!
ランドプロ株式会社は、地盤改良施工スタッフをはじめ、地盤調査スタッフ・施工管理者・車両整備・事務員などの求人を行っています。
皆で協力し合いながら業務を進めていく社風なので、風通しも良く、社員同士仲の良い環境が自慢です。
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■地盤調査の仕事ってどんなもの?
建物を建てる際に、実質的に義務化されているのが「地盤調査」。
地盤の強度を正確に測定するために行う調査です。
その土地に建物が建ったとして、どのくらいの重さに地盤が耐えられるか、沈下に対する抵抗力(地耐力)を調べます。
そもそも「地盤」って何……?と思われる方もいらっしゃることでしょう。
「地盤」とは、建物が建つ土地のことを意味します。
地盤がどのくらい強いかは、目視では確認できません。
したがって、地質図で現地の歴史を調べたり、現地調査で土質や岩質、地形の成り立ちの予測を立てることもあれば、機械を用いて地面の奥底を調べたりします。
代表的な地盤調査として、以下の3つが挙げられます。
・ボーリング調査
大規模な建築物を建てる際に行われる調査で、地盤の支持力を算出するために必要なN値(土の締まり具合や強度を求める基準となる数値)や、砂質土や粘土といった土質、地下水位の調査や地層の個性などをサンプリングします。
高さ5mの櫓(やぐら)を組むので、1日から数日かかる大掛かりな調査となります。
・スクリューウエイト貫入試験(SWS試験)
一般的な住宅を建てる際に行われる試験で、先端がスクリュー状になった棒を回転貫入させて行うことから、スクリューウエイト試験(SWS試験、あるいはSS試験)と呼ばれています。
敷地の四隅と中央のポイントに専用のロッド(鉄の棒)を垂直に刺して、その沈み具合をもとに地盤の強度を判断します。
調査機には手動式・半自動式・全自動式があり、全自動式であれば、1ポイントあたり30分程度で実施することが可能です。
・平版載荷試験
直径30㎝ほどの載荷板を用いて、実際の建物に近い荷重を直接地盤にかける試験です。
測定時間は4〜5時間ほど。
路盤や路床、擁壁下部などの調査に用いられることもあれば、プレハブのような簡易的な建物を早く建てたい場合の調査にも向いています。
ただし深さ60㎝より深いところは調査しにくいので、地盤の深いところに軟弱地盤があるか調べたい場合は、やはりスクリューウエイト貫入試験などを併用する必要があります。
■地盤調査ってキツイの?
地図を見たり土地の歴史を調べたりするのがお好きな方から、地盤調査って面白そう!とお声をいただくことがあります。
そして決まって尋ねられるのが、「で、地盤調査ってキツイの?」ということ。
結論から言うと、ラクではありません。
というより、そもそもラクで稼げる仕事というものはないので、地盤調査に限らずどの仕事もキツイですよね(笑)。
それって答えになっていない!と思われる方に向けて、何が大変なのか、もう少し詳しく説明いたしますね。
・調査地がヤバイ?
街中の地盤調査なら問題はありませんが、場合によっては、きちんと造成されていない山の中のような場所で調査をすることもあります。
ワイルドな土地の場合、アクセスが大変ですし機材を運搬するのもひと苦労。
虫との闘いということもあります。
ただこうしたケースはごく稀で、基本的は街中の土地のリサーチです。
・機械の取り扱いが大変?
地質調査にはさまざまな機械を用いますが、取り扱いを間違えるとケガの原因になりかねません。
ただ、こうした設備の扱いは、みっちりと地盤調査会社で仕込まれてから現場に送り出されますのでご安心を。
・コミュ力が必要?
地盤調査は住宅地や商業地域で行われることが多々あるため、地域住民をはじめとする関係者とのコミュニケーションは必須。
たとえ地盤調査で同じような大きさの音が出るにしても、事前に近隣地域に挨拶をしておくのと、突然始めるのでは、受け取られ方がまったく異なります。
したがって、こうした近隣地域への根回しも、地盤調査に携わる上では必要です。
騒音や振動などに対する不安を解消するため説明や対話が求められるので、コミュ力が高いに越したことはありません。
・体力的にキツイ?
重いものを運搬するのがハード、という時もありますが、基本的に作業は機械で行うので、強いて言うのならダンドリのほうが大変かもしれません。
また前述のように造成されていない土地や、地下水位が高い土地の場合は足元が悪いことも。
思うように作業が進まず体力的にキツイと感じる場面も、なきにしもあらずです。
■地盤調査という仕事の将来性と主なキャリアビジョン
ただし、地盤調査の仕事はこれからニーズ大!
そのキャリアビジョンを紹介します。
・地質調査の将来性は?
地盤調査の仕事に就くだけなら、特別な資格は必要ありません。
ただ「地質調査技士」の資格を取得しておくと、現場で活躍できるのはもちろん、就職や転職の際にも有利になります。
「地質調査技士」はとても将来性に恵まれた資格です。
というのも、最近は温暖化の影響で大雨や台風など水の災害が多発。
また地震に対する懸念も年々高まっています。
こうした自然災害に対して予防的措置となるのが「地盤調査」と「地盤改良工事」。
また戦後つくられたインフラも老朽化を迎え、地盤調査のニーズが高まっています。
こうした状況から地盤調査の仕事は、増えることはあっても減ることはないと言ってもよいでしょう。
・地質調査のキャリアビジョンは?
地質調査の仕事でキャリアアップするならば、「地質調査技士」の取得は必須です。
その「地質調査技士」は、一般社団法人全国地質調査業協会連合会が検定試験を行い、認定している民間資格です。
建設業界だと国家資格が多いのに、民間資格ってハクがつかないんじゃないの?と思われるようなら大間違い!
合格率は30〜40%と相応に難関で、それだけに資格をもっていると重宝されます。
「地質調査技士」が活躍できるフィールドは広く、まず建設を目的とした調査業務が挙げられます。
そして、地震・地すべり・火山など自然災害を対象とした防災業務、道路・トンネル設備などの点検診断を行う維持管理業務も「地質調査技士」の仕事の領域。
さらに土壌・地下水汚染の状況把握や対策検討を行う環境業務、地中熱・地熱や地下水を対象とした資源業務など、その仕事は多岐に渡ります。
専門知識を深め、社会にフィードバックする。
そしてどんな時代でも自分らしく働ける専門技術を身に付けたい。
こんな風に考えている人にとって、地盤調査の仕事はうってつけです。
社会に貢献できる仕事ですし、スキルを磨くほど、一般の人には見ることすらできない地面の下の解像度がぐんぐん上がってきます。
やればやるほど、絶対楽しくなりますよ。
■地質調査と地盤調査ってどう違う?
ところで、地盤調査なのになんで「地盤調査技士」ではなく「地質調査技士」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
以前のブログでもご紹介しましたが、「地盤調査」は「地質調査」の一部。
「地質調査」は、「学術的分野」「資源開発分野」「建築分野」の三つに分類され、ランドプロが行う「地盤調査」は「地質調査」のなかでも「建築分野」に相当するものです。
こちらもぜひご参照ください!
■ランドプロ株式会社では地盤調査スタッフを募集中!風通しの良い働きやすい環境が自慢です
地盤調査や地盤改良工事のプロフェッショナルであるランドプロは、現在、地盤調査スタッフを募集中!
一緒に協力し合いながら地面から、国の安全を守ってくれる仲間を募集しております。
社内の風通しがよくアットホームな環境が自慢。
そして新しい仲間を募るにあたり「働きやすい環境」を整えるべく、さまざまな取り組みを行っています。
その一例を紹介いたしますね。
・入社祝い金10万円支給
新しい環境での就業は何かと物入りだったりします。そんな不安を少しでも解消して頂きたく開始しました。
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少しでも気になったらお気軽にご応募、ご連絡ください。
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