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2024/7/10 12:22

地盤調査で全ての人が安心して建物を建てる為に。地盤改良が必要な場合も解説!



家を建てたいけれど、地盤調査は必要なのか疑問に思っている方もいるでしょう。

地盤調査とはどのようなものなのか、地盤改良工事が必要になるのはどのようなケースなのか、詳しいことを知らないと不安を感じてしまいますよね。

この記事では、関東エリアや中部エリアで地盤調査及び地盤改良工事を請け負っているランドプロが、そんな疑問にお答えいたします。


■地盤調査とは



地盤調査とは、建物を建てる前に、その土地の地盤に問題がないかを確認するための調査です。地盤が弱い土地にそのまま建物を建ててしまうと、建物の重さや地震などによって沈下したり、建物が傾いたりする恐れがあります。

建物の安全性を確保するためには、地盤の強度が十分でなければなりません。地盤調査によって十分な強度がないと判断された場合は、地盤改良工事をする必要があります。

◆地盤調査は法律で義務付けられている
1995年に発生した阪神・淡路大震災での甚大な被害への反省に基づき、2000年に建築基準法が改正されました。この改正によって、家を建てる際には地盤調査をおこなうことが建築基準法上で義務付けられるようになりました。

地盤調査を義務付ける法律は、次のとおりです。

【建築基準法施行令 第38条】
建築物の基礎は、建築物に作用する荷重及び外力を安全に地盤に伝え、かつ、地盤の沈下又は変形に対して構造耐力上安全なものとしなければならない。

【建築基準法施行令 第93条】
地盤の許容応力度及び基礎ぐいの許容支持力は、 国土交通大臣が定める方法によって、地盤調査を行い、その結果に基づいて定めなければならない。

【国土交通省告示1113号】
地盤調査や地盤改良の方法、支持力の求め方が定められています。



■地盤調査の方法
地盤調査は、一般的にスクリューウエイト貫入試験(SWS試験)、またはボーリング調査のいずれかの方法で実施されるケースが多いです。土地の使用用途や調査期間、費用などに応じて適切な方法を選択することが重要です。

ここではそれぞれの地盤調査の方法について解説します。

◆スクリューウエイト貫入試験(スウェーデン式サウンディング試験)



スクリューウエイト貫入試験(SWS試験)は、先端がスクリュー状になった鉄の棒(ロッド)におもりをつけて、回転させながら地面へ貫入させていく方法です。回転数やおもりの重量によって地盤の強度を判定します。

半日から1日程度で調査が済み、調査費用も比較的安いのが大きなメリットです。ただし、土地の広さによっては正確性が下がる点や、地層の状況によっては深部まで調査できないことがある点はデメリットといえます。

しかし、調査期間の短さや費用の安さから、一般的な戸建て住宅では多く採用されている方法です。

◆ボーリング調査



ボーリング調査とは、ボーリング機械を使用して地面に穴を堀り、そこへハンマーを落下させて地盤の強度を判定する方法です。

硬い地盤や硬いものが埋まっている土地でも調査できるため、地盤の強度を正確に把握できる点や、地層の深部まで調査できる点がメリットといえます。しかし、大掛かりな調査であるため、調査期間は1日から数日程度かかり、費用も比較的高めなのがデメリットといえるでしょう。

マンションなどの場合に採用されることが多い方法ですが、戸建て住宅でも規模の大きい住宅のケースや地下室を作るケースなどではボーリング調査が採用される場合もあります。

ランドプロ株式会社では、お客様のさまざまなニーズに柔軟に対応できるよう、豊富な重機を取り揃えております。重機紹介ページにて一部を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。




■地盤改良工事が必要な場合の地盤調査の結果
地盤改良工事が必要であるかどうかは、土地の見た目だけでは判断できません。安全に建物を建てるためには、地盤調査の結果をもとに、正しい知識をもって判断する必要があります。

ここでは地盤調査の結果報告書の見方や、地盤改良工事が必要な土地の傾向を解説します。

◆地盤調査の結果報告書の見方
地盤調査の結果報告書には普段は見慣れないような専門用語が多く使われているため、ぱっと見ただけでは内容を理解するのが難しいでしょう。

専門家でなくとも地盤改良工事が必要であるかを判断する目安のひとつとして、「自沈層」であるかどうかという項目があります。自沈層とは、スクリューロッドという機器が回転せずに、機器自体の重さだけで沈んでしまう軟弱な地層のことを指します。結果報告書に「ストン」という文字が記載されていれば、自沈層である可能性があるでしょう。

しかし、自沈層であるかどうかはひとつの指標に過ぎないため、実際に地盤改良工事が必要かどうかは専門家の意見を聞いて判断することが大切です。

◆地盤改良工事が必要な土地の傾向
土地の傾向を見ることで、地盤改良工事が必要かどうかをある程度判断できることもあります。

たとえば地盤が建物の重量にどのくらい耐えられるのか、地盤沈下に対する抵抗力はどのくらいあるのかを示す「地耐力」の数値は、地盤の強さの判断の指標になります。地耐力が20〜30KN/㎡以下の場合は、土地が弱く、地盤改良工事が必要であると判断されるでしょう。

また、過去に陥没が発生した土地や埋立地、盛土で造成された土地、液状化や不同沈下が発生する恐れのある土地なども、地盤改良工事が必要な場合が多い傾向にあります。とくに、かつて田んぼや沼、川や池などの水場だった土地は、地盤改良工事が必要になるケースが多いでしょう。

建設予定の土地の歴史を詳しく知りたい場合は、国土地理院が発行する国土変遷アーカイブをご確認ください。

※国土地理院「国土変遷アーカイブ


■地盤調査・改良工事はランドプロへ!



関東エリアや中部エリアの地盤調査や地盤改良の各種工事は、ランドプロへお任せください。弊社は調査から施工まで、自社完結で責任をもって丁寧に対応させていただきます。

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平成22年の創業以来、皆様に支えられながら着実に実績を積み重ねてきました。卓越した技術力をバックボーンとした幅広い対応力、自社対応ならではの最適な提案力と施工力で、より一層お客様目線のサービス提供に磨きをかけることを目指す所存です。

建物の安全性を確かなものにするためには、地盤調査と適切な地盤改良工事が必要不可欠です。地盤のことなら、技術力が自慢のランドプロにぜひお任せください。

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