オフィシャルブログ

_____
blog
2024/6/25 16:20

地盤改良工事にはどんな重機を使うのか?豊富な重機を保有するランドプロが解説!



マイホームやオフィスビル、店舗を建てる際に義務化されているのが地盤調査。
地盤調査を行わないこと自体は、罰則の対象にはなりませんが、行政に届出をした際に着工許可がおりなかったり、工事停止命令が入ったりする可能性もあります。

あるいは、瑕疵担保責任保険に加入できないというお金の面でのデメリットも。
いずれにせよ、地盤調査をしておいて困ることはありません。

そして地盤調査の結果で、改良が必要という診断が下されれば、「地盤改良工事」を行います。
この時に、そしてどんな重機が使われるのか、気になる方も多いかと思います。
というのも、敷地の前の道が細くて、重機が入ってこれるかどうか怪しい……というケースもありますよね。

気に入った土地を見つけて購入したいけど、道が細いので重機が入って来れなそう。
「地盤改良工事」ができないのなら、諦めてまた別の土地を探そうか。
けれども昨今、時間をかければかけるほど、土地代も高くなってしまって……と悪いループに陥っている方、いらっしゃいませんか?

実は地盤改良工事では、工事の内容によって、使われる重機も異なるのです。
今回は、代表的な地盤改良工事と使われる重機、そして実際にプロが重機を扱う際にどのような点に注意しているのかを、紹介します。



■そもそも地盤改良工事ってなに?



地盤改良とは、建築物を建てる際に安定性を保つために、地盤に人工的な改良を加えることです。
地盤の堅さには地域によって大きな差がありますが、全国平均ではおよそ30%の土地に地盤改良工事が必要といわれています。
またハウスメーカーで建築する場合、8割が地盤改良工事を行なっているとのデータも出ています。

その地盤改良工事ですが、大きく分けて3つの種類があります。

1表層改良工法
表層改良工法は、セメントを使って地表周辺を固める地盤改良工事のこと。
地盤の軟弱な部分が、地表から2mまでの浅い場合に用いられます。
具体的には、表層部の軟弱地盤部分を掘削して、セメント系固化材を土に混ぜて十分に締め固めることで、強度を高めます。

2柱状改良工法
柱状改良工法は、地盤の土を使って固めた改良杭をつくり、それによって建物を支える地盤改良工事のこと。
軟弱地盤の深さが地中2~8mの場合に用いられます。
地中に直径60cmほどの穴をあけて良好な地盤まで掘り、この過程でセメントを注入して土と混ぜて、柱状の固い地盤を築く仕組みです。

こちらもぜひご参照ください!


3小口径鋼管杭工法
小口径鋼管杭工法は、鋼管で地中から建物を支える地盤改良工事のこと。
地中30mという深いところまで地盤補強ができます。
地中深くにある固い地盤に鋼管でできた杭を打って建物を安定させるのですが、工事に掛かる日数も1~2日程度。
短い期間で工事を終わらせたいという方にもおすすめです。



■「地盤改良工事」にはどんな重機を使用する?



では具体的にそれぞれの工法で、どのような重機を使うのか、見ていきましょう。

1表層改良工法の場合
表層改良工法では、家を支えるのに十分な固い地盤=支持層を油圧ショベル(バックホウ)で掘ります。
そして表層を締め固めるセメントは、ミキサー車で運搬。
このセメントをポンプ車を使って流し込みます。

地表の締固めには、油圧ショベルやローラーを使います。
たくさん重機を使うような印象ですが、1機1機は小ぶり。
地盤改良工事としては今回紹介する3つの中でももっとも小規模なので、コストも安価に抑えられますよ。

2柱状改良工法の場合
柱状改良工法では一般的に、建柱車やパワーブレンダーといった柱状機と呼ばれる重機を使います。
また、地盤を垂直に掘るため、先端に掘削攪拌ビット(掘削翼)を取り付けた地盤改良機も使用します。
掘削翼の形状や機能により、工期短縮やコスト削減も可能です。
ただし重機の関係から、狭小地や高低差のある土地にはあまり向いていません。

3小口径鋼管杭工法
小口鋼管杭工法では、鋼管を地中に打ち込みます。
この作業のために杭打機が必要になりますが、重機そのものはコンパクト。
まちなかの建て込んだ狭小敷地でも施工が可能です。

ランドプロ株式会社ではお客様のさまざまなニーズに柔軟に対応できるよう、豊富な重機を取り揃えております。一部を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
レンタルの必要がないので重機代をコストダウンできるだけでなく、自社の厳しい基準で重機の整備やメンテナンスに取り組んでいます。
胸を張って自慢できる品質管理をしておりますので、どうぞご安心ください。



■重機を扱うプロとしての心得とは?



重機を扱う上では資格も必要ですが、技術に加え、徹底した安全対策が求められます。
ランドプロ株式会社では重機を扱うプロとして、操作はもちろん、安全対策にも細心の注意を払い「安全」「確実」な工事を強みとしています。

ちなみに厚生労働省では、重機を使用する際の6つの盲点をこんな風に発表しています。

1 土木工事で最も死亡災害が多いのは重機の稼働時ではなく移動時!
・重機は、掘削、整地等、何か作業をしている時よりも、現場内の単なる移動、段取り替え等、直接作業をしていない時の死亡災害が多い。
・油圧ショベルの中でも、ショベルをオペレータ側向きに取り付けたバックホウは、旋回している時よりバックした時の方が危険。
・リスクが低いと思われている作業の中にもリスクが高いものが潜んでいる。

2 バックホウは旋回、後退時だけでなく、前進時にもリスクがある!
・後方および側方に死角が多いのはもちろん、前進時であっても、オペレータはキャタピラの接地面を直接見ることができないなど、安全確認が十分にできない。
・この程度なら大丈夫という危険軽視が事故につながる。
・複数の重機を近接して行う作業、狭隘部での作業は危険と隣り合わせ。

3 重機の作業半径内をバリケードなどで囲うだけではリスクは十分に下がらない!
・立入禁止区域をバリケードなどで囲うのは危険源を明示しているだけ。
・人間は危険軽視の気持ちや、近道・省略行動本能などにより、「ちょっとの間なら大丈夫」
と、重機の作業半径内でも平気に立ち入ってしまう。
・バリケードに加え、監視員を配置し「何人たりともそこに立ち入らせない」と目を光らせる措置を講じてこそ立入禁止措置になる。

4 人間の注意力には限界がある。このことを肝に銘じる!
・労働災害に大きくかかわっているヒューマンエラー。
・人間の注意力には限界がある。作業に集中すればするほど安全には注意が向かなくなる。
・人力で締め固め作業をしている人にはローラーの警報音は耳に入らない。

5 安全装置が付いていてもそれを機能させなければ意味がない!
・クレーン機能付きバックホウでの荷上げ作業。作業効率を優先させ旋回速度を落とさな
いようクレーンモードに切り替えずに荷揚げ作業を行う違反行為がある。
・ここにも、オペレータが「これくらいなら大丈夫」と危険を軽視し、つい不安全行動をする場面が見受けられる。
・進化する機械の機能を完全に生かすことが本質的な安全対策。

6 「工期1番、安全2番」では誰も2番の安全のことを考えなくなる!
・工期を厳守しようとすると、安全は二の次になってしまう。
・「安全と施工は一体である」という信念を現場リーダーが持つことが大切。そうすること
により、作業員が「現場リーダーに従おう」という気持ちが芽生え、基本ルールを守ろうとする行動につながる。


このように、重機の操作ではほんの些細な気の緩みが命取りに。
また、作業中において、意外な落とし穴が多いことがうかがえます。
そして運転技術だけでなく、いかに安全に操作させるかという環境づくりなどソフトの部分も大事。
重機を操作する技術者の心身の健やかさも求められるので、会社全体としての取り組みが必要になるのです。



■【まとめ】地盤調査・改良工事はランドプロへ!



ランドプロは、地盤調査だけでなく地盤改良工事のプロフェッショナル。
関東エリアと中部エリアの地盤調査や地盤改良の各種工事はお任せください。

調査から施工まで自社で完結するワンストップ対応なので安心。責任をもってていねいに対応させて頂きます。

地盤調査や地盤改良工事に必須の重機を自社保有しているのも、強みの一つ。
重機を他社からレンタルするための工数を省き、お客様のご要望に合わせて柔軟かつ迅速に対応が可能です。

さらに、そのレンタル料分上乗せされる経費がゼロのため、その分リーズナブルな料金体系での見積りにも対応!

こうして、お客様一人ひとりのニーズと予算に可能な限り最適化させた、地盤調査と改良工事をお届けいたします。

具体的なサービスの詳細は、よろしければ下記の弊社サイトをご参照ください。